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THE KING OF ROOKIE 【ミックスジュースロケット】
価格 1,800円(税込1,980円)
型番 EVOL 1083
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タイトル：「ミックスジュースロケット」
発売日：2023年4月5日
品番：EVOL 1083
POS：4570040691323
収録曲：6曲
M1.愛とディスタンス
M2.目玉パチンコ
M3.アイマイマイマインド
M4.無理、マジ破裂
M5.短い人生
M6.避行少年

※画像はイメージです


「愛とディスタンス」
ディスタンスという言葉はコロナ渦を連想させるのだろうか、しかし曲自体にそんな悲壮な雰囲気はなく、むしろ満員のライブハウスが熱狂に包まれている光景が浮かんでくる。何かと制限の多い時代に、やりたいことや好きなことを「なんでもできるのだ」「自分位は信じていたい」「まだ足りない」と衝動そのままに自由に歌う姿は一層輝く。

「目玉パチンコ」
青空を突き抜けるような爽快感は銀杏BOYZ直系の雰囲気を感じさせる。だが底抜けに明るいというわけではなく、小さな自分や独りぼっちな自分を俯瞰的にみる場面もあり、それがまたリスナーの共感を呼ぶのだろう。

「アイマイマイマインド」
まずはその短さに驚かされるだろう。しかしその短さは「刹那」という言葉をまさに体現しており、最低な日々もそんな日々を最高だと逆説的に思うこともすべて一瞬の出来事であり、うかうかしていられないと語り掛けるようですらある。曲順も3曲目に配置されることで中盤にもう一段階ギアを上げなおす起爆剤のような役割も果たしている。

「無理、マジ破裂」
THE KING OF ROOKIEの魅力の一つであるライブ感がふんだんに詰め込まれている1曲。冒頭のピックスクラッチや4カウント、メンバー全員での掛け声などライブでリスナーも巻き込んで一体となる事間違いなしだ。タイトルの通り「馬鹿になりたい」や「何もできない」などこの曲でも自虐的な表現はみられるが、それすらも音楽に昇華してしまうのがこのバンドの強みなのだとつくづく思わされる。

「短い人生」
今まで関わってきた人やもの、さらには人生そのものの賛美が歌われる楽曲。このEPの中でもひときわ心に訴えかけてくる曲だ。こんなにも心に直接響き渡るのはここまでの曲たちが自由奔放だったのもあるが、要因として大きいのはTHE KING OF ROOKIEがもつ純朴さや熱さなどリスナーと共鳴し合える部分がある事なのではないか。

「避行少年」
THE KING OF ROOKIEというバンドのEPを締めくくるのにこんなにもピッタリな曲はないだろう。GreeeeNにあこがれを抱いたり初めて3か月でライブをやったりと青春のきらめきや初期衝動が失われることなく詰め込まれた楽曲で、奔放なEPをエモーショナルにまとめ上げる。社会で生きていくうえで単純なときめきや輝き、憧れといった感情は抑え込むうちにいつの間にか忘れてしまいがちになるのだが、心の底にはいつまでも眠っていることを教えてくれる。輝きはいつまで抱いていたっていいのだ。

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