ザ・シスターズハイ【凶天使Vitaる】


価格 1,800円(税込1,980円)
型番 EVOL 1082
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タイトル:「凶天使Vitaる」
発売日:2023年4月5日
品番:EVOL 1082
POS:4570040691316
収録曲:5曲

M1.真里
M2.くたばれライブハウス
M3.天使のごめんね
M4.C♯memorial
M5.タンジェリン

【初回特典DVD】
タイトル:ザ・シスターズハイ EP「disLOVEる」リリース全国ツアー【分かった、君の不幸も舐めるよ】Tour Final 初ワンマンライブ
日程:2022年11月27日(日)
場所:新潟CLUB RIVERST
[特典DVD収録曲]
pink pink vibration・スーパームーン・超理想暴論・真里・Nちゃんのお願い・メシアになった・ヤりたい半分 [Vo.カイ ver.]・ヤりたい半分 [Vo,まさやんぐ ver.]・ヤりたい半分 [Vo,これだから女子供は ver.]・真里・才能・タンジェリン・くたばれライブハウス・30分と現実と・シスター・聞こえる・拝啓,then・愛の無能戦士

※画像はイメージです


「真里」
ネジが飛んだように<真里真里真里真里真里真里真里真里真里真里真里>と連呼し、ざらついた感情をぶちまけるように叫ぶサビは一度だけでも聴けば胸を離れないほど極上のキャッチーさを誇り、すでにライヴではキラーチューンとしてフロアから拳が突き上げられる1曲。これだから女子供はのしなやかな歌声、ロックンロールならではの疾走感、曲頭の不穏なフレーズから一気に覚醒して弾き倒すまさやんぐのプレイにも惹きつけられる。<痛いぐらい辛い不安にしたいんじゃないんじゃない>や<何も言わないお前が嫌だったんだよ全部>等、それぞれの愛の意味合いや抱きしめ方を問うような歌詞も深い。

「くたばれライブハウス」
とんでもなく挑発的なタイトルがまず気になるはず。独特の言い回しもあり、本心は定かではないが、当然ライブハウスをぶっ壊そうとしているわけではない。ただ、現状に満足はしてないし、取り巻く閉塞感をぶち破りたいことはとにかく伝わってくる。ある種、強烈な力技。この得体の知れない感じは、ロックンロールやパンクロックの本来の姿かもしれない。聴けば聴くほど感情が揺れ動かされ、BPMを上げたラストスパートは頭の中を思いっきりかき回してくれる。

「天使のごめんね」
カウントからいきなり速射砲のようにヴォーカルが畳み掛け、軽快なテンポで駆け抜けるショートチューンではあるが、無駄を削ぎ落として隙間をなくした結果、曲が短くなったという表現がふさわしい。一度聴けば胸に絡みつくメロディーのリピート、賑やかなギターリフ、落とすところはしっかり落として、最後はこれでもかと畳み掛けるサビ。とても中毒性の高い楽曲として仕上がっている。

「C♯memorial」
壮大なギターソロで幕を開けるスローバラード。音数もグッと絞り、生々しく絶叫しながら感情を投影するヴォーカルが胸を打つ。ザ・シスターズハイは奇抜な言葉選びをすることも多いが、この曲に綴られているのは絶望の淵から光へ手を伸ばすむき出しな想い。例えば、<本当に大事なことを今更、今更ほんとごめん 父親が飲んだ錠剤 唸らせろメロディ>といった一節。直視するのがはばかられるくらい刺さり、食らわされる1曲。

「タンジェリン」
絶妙なビート感で突き進むロックンロールナンバーではあるが、軽快に始まりつつ、だんだんと熱を帯びて前のめりになり、サビでは覚醒するかのように叫び、合唱のような勢いで飛び込むコーラスでダメ押しするという、ザ・シスターズハイらしい勢いと流れが素晴らしい。もはやライヴでこそ生まれる抑揚が詰め込まれていると言ってもいいだろう。加えて、切なさや後悔をしみじみと表現するのではなく、エネルギッシュにぶちまけているのもいい。


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